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【2010J1第5節】
浦和レッズ 2-1(前半1-0) 湘南ベルマーレ @埼玉スタジアム2002得点
45分 浦和(ロビー)
56分 浦和(阿部ちゃん)
90+1分 湘南(中山)
FW エジ 達也
MF ロビー 柏木
MF 阿部ちゃん 細貝
DF 宇賀神 坪井 のぶひさ 峻希
GK 山岸
53分 細貝→啓太
63分 達也→元気
81分 峻希→堤
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■浦和らしい旅になってきた3日前のナビスコ磐田戦の後半をそのまま続けたような内容で、終始湘南を圧倒。長い時間イニシアチブを握れ、攻めまくりながらも、流れの中からのゴールは遠い。
しかし、勝ち点3はしっかり逃さず、リーグ戦埼スタ100試合目を勝利で飾ることができた。まだまだ、課題は山積の試合内容、だけれど、勝利を素直に喜ぼう。課題がありまくりの状態でも、浦和らしくがむしゃらに勝って、一歩一歩前へ進んでいく。そういう旅を、これからもしていきたい。
■浦和らしい旅をしていく中で阿部ちゃんに細貝、そしてロビーと、真ん中の人達があれだけ普通以上の輝きを放っていれば、これからも主導権を握ったサッカーが期待できる。
昨年から格段に増えた阿部ちゃんの攻撃時の絡み、攻守ともに2段階くらいレベルアップしたかのようなプレーそしてフィンケ爺の戦術も浸透して一皮むけたっぽい細貝、6月の契約満了が迫ってくる中で水曜ナビスコ後半から出場して急に何かを掴んだのか本来の輝きが戻ってきたロビー。柏木も徐々にチームに浸透してきているし、原口の積極性も目立つ。今、浦和の真ん中はとても輝いている。
しかし、その分、最前列と最後尾の部分が、輝いていないわけではないのだが、やや暗めに見えてしまう。月の近くにある星の如く。枠にいかないシュート、最後の失点。エジはセレッソ戦で3試合分の点をとっちゃったのかなって思うほど。あれだけ攻めながら流れの中で点がなかったのは寂しいが、しかし他の試合観てもセットプレーでしか点をとっていないチームは多いもの。
坪井が最前列にいるというシーンは、90分のうち1回観れればお腹いっぱいだが、阿部ちゃんや細貝が最前列にいるシーンはもっとあっていいしもっと観たい。柏木は前に張りすぎず、ボランチに引くことがもっとあった方が、いい具合に前で絡めるようになる。そういうチーム全体の動きや工夫。そしてもうひとつ、攻守ともに肝心なところ(ペナルティエリア内)での力の入れ具合。より強さや集中力を求めていきたい。
課題を挙げればきりがないが、そういう状態の中でもがむしゃらに勝ち点3を獲っていく、"浦和らしい"旅をしていく中で、一歩一歩レベルアップしていければいい。続けていこう。
■イレブンミリオンについて今回は短めだが、試合についてはこの辺で。
今年は2010年、「2010年には、年間の入場者数を1100万人にしよう」、というイレブンミリオンプロジェクトの達成期限の年。昨年よりJ2の試合数が減ったため、絶望的を越えて、達成できずに終わることが決定したも同然の状態となっている。このままいけば昨年以上に1100万人から遠のくことも確実。
W杯ベスト4という無謀な目標と同じく、誰もが「現実的ではないでしょ」というような目標なので、あまり意味のない目標となっているのが現状。
しかし、実際のところ(もちろんイレブンミリオンには遠くおよばないのが今の現状ではあるが)、あまり知られていないのが、Jリーグの人気は、右肩上がりだということ。
8,390,256(2006)→8,883,068(2007)→9,130,030(2008)→9,623,584(2009)
一試合平均観客動員数
J1
18,292→19,081→19,278→19,126
J2
6,406→6,521→7,072→6,326
社会情勢の影響もあり、昨年の一試合平均観客動員数は下がったが、人気は少しずつではあるが上がってきている。このことを、「人気が上がってきているよ」ということを、Jリーグにもっともっとオモテへ出していってほしいのだが。(人気という言葉に、日本人は特に敏感だと思うので。)
そして今年は、俊輔、伸二、稲本と、サッカーをあまり観ない人でもよく知っている選手がJに復帰した効果も期待できる。悪い影響になるか良い影響になるかは分からないが、7月以降はW杯の影響も間違いなくあるだろう。
そういうこともあるので、今年はひっそりとJリーグの観客動員の推移にも注視していきたい、と軽くだが思っている。
ちなみにウチの試合に関しては、土曜日の試合に3万人台という、昨年から引き続きの落ち込み、かなり寂しい状態を継続中。残念ながら。
そういう意味でも、浦和らしく泥くさく勝つ、課題山積の中でも結果を出していく旅を、していきたい。
【Photo】




