今日は信藤さんの本『サッカーロマン主義』を読みました。
今年からレッズのTDですからね。期待したいです。
その本の表紙なんですが、~勝利至上主義がサッカーを壊す前にもう一度感じてほしい、あの興奮を~、とあるんですが、自分はちょっと、『うん?』って思ったんです。
プロはやっぱり結果がすべてだと思っていますし、それ以外のことを求めるのも悪いことではないと思うんですが、結果以外を求め続けていたらいつかは必ず衰退すると考えていたので、『うん?』と。
その疑問を解消するために読んでみました。
今年からレッズの内部の人になったから、信藤さんのことをもっと知っておきたいっていうのもありました。
まず、それぞれの試合に何を求めるのかは大きく3つにわけられると思うんです。
1、結果のみを求める。勝てばだいたいは満足。自分の考えはこれだったんですがね。この本読んでちょっと2に傾きつつあります。
2、結果+それ以外(内容とか)の部分も求める。結果がでなければもちろん、勝ってもブーイングの時もある。欧州にこういうチーム結構ありますね。
3、結果よりもそれ以外の部分をより求める。こういう考えはあまりきかないですね。
勝利への過剰な期待もどうかと思いますが(何事もバランス)、個人的な意見だと、3の考えはとても危険で、続けていれば必ずだめになっていくと思っているので、信藤さんの求めるものが3じゃないといいなと思って読んでいました。
横浜FCの監督をやっていた頃の話を読むと、3の雰囲気を微妙に感じたんですが、EURO2008やリーガの話を読むと信藤さんは2だなということが分かりました。
信藤さんも書いていましたが、今のサッカーって、より攻撃的にいかないと勝てない、逆にやられるって感じになっていますよね。
しかも、攻撃的なサッカーの方が観ていて面白いです。
この本では例としてEURO2008のスペインがたくさんでてきました。
そのこと、より攻撃的に、アクションを起こそう、観客を喜ばせられるようなサッカーをしよう、そしてそのチーム独自のスタイルを貫き通そう、ということをたくさん語っている本でした。
確かに面白さは完全に、2006W杯決勝<<<<<<<EURO2008決勝 でしたよね。
それと個人的に、勝利への執着心がなければすごいプレーって生まれてこないと思うんですが、そういう気持ちの大事さも書かれていました。
そしてこれがすべて。
『魅力あるサッカーをしなければ今のサッカーでは勝てない。守っているだけじゃいつかやられる。でも、日本じゃそれでも勝てる。・・・・・3バックが未だに多いのはそのため。』
>魅力あるサッカーをしなければ今のサッカーでは勝てない。守っているだけじゃいつかやられる。
この部分でこの前のレアル-リヴァプール戦は守ってカウンター狙いのチームが勝ちましたけど。って思ったんですが、その疑問も解消することも書かれていました。
そういうチームは一試合は集中してなんとかなるかも知れませんが、何試合も続かない。
今日のプレミアもミドルスブラに0-2で負けていました。
>日本じゃそれでも勝てる。・・・・・3バックが未だに多いのはそのため。
JリーグのFWはだいたい外人で、一人でいけますからね。
でも、この本が書かれたのは昨年の夏ですが、それ以降Jリーグも徐々にかわってきている感がありますけどね。
ずっとフロンターレは3バックだったけど、4バックになったし、レッズも今年から4バック。
だからもしかしたら今主流のサッカーへ進化しているのかもしれない、と考えることもできます。
最後の岡田さん×信藤さんの対談は、この前のnumberと同じような内容で微妙でしたね。(考えるんじゃなく、無心で、と岡ちゃん、テレビでもよくおっしゃってた内容でした。岡ちゃんはオーストラリア戦の前にも同じことおっしゃってましたが、実際試合ではゴールへの執着心みたいなものが観られなくてとても残念な試合でした。)
本文には結構レッズが出てくるし、最近の欧州のこともたくさん出てきて、一日で読めちました。
ていうか、もうなんだかんだであと一週間で開幕。
オフシーズン長かったけど、以外とあっという間ですね。
今オフはたくさん本読みました(オフ長かったから2万円分以上読んでしまった・・)。
そして、オフラストはこの人の本を読もうかなと。
著者 湯浅っち『日本人はなぜシュートを打たないのか?』
この人、相当変わった人ですからね。またまた面白そうな本を書いてます。
今日は長かったけど、最後までよんでくれた方ありがとうございました(*^_^*)
- [2009/03/01 19:45]
- C:2009。|
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