磐田戦でも京都戦でも、そして夏場(一番最初に試したのが7/11広島戦だった)にも炸裂したのがアンカーを1人にするいわゆる、"○○(アンカー)さん死んでくださいフォーメーション"だけど、究極的な目指すところは、やっぱりこの布陣なのかなと最近の試合観ても思うところです。
コンビネーションサッカーに(具体的にはどんなサッカーなのか謎なところもあるけどイメージ的に)2人アンカーじゃ多すぎるかなと、それに4-4-2(あるいは4-2-3-1)というフォーメーションならボランチの最低1人は攻撃に絡むのが現代サッカーじゃ当然だし。
【フィンケさん、初めて試す第17節 広島戦】
☆前半の布陣
FW エジ タカ
MF 原口 ロビー
MF 啓太 阿部ちゃん
DF 峻希 闘莉王 のぶひさ 代志也
GK 都築
HT 代志也⇒セル
☆後半の1アンカー布陣
FW エジ タカ
MF 原口 ロビー セル
DMF 啓太
DF 峻希 闘莉王 阿部ちゃん のぶひさ
GK 都築
この試合はうまくいって、前半0-1から後半2点奪って逆転勝利。
夏場この試合に始まり何回か試したけど、でも失敗したときの方が多かった印象。
【そして第32節 磐田戦】
☆最初の布陣
FW エジ
MF タカ ロビー 達也
MF 啓太 阿部ちゃん
DF 細貝 闘莉王 坪井 平川
GK 山岸
(66分 細貝⇒のぶひさ)
72分 啓太⇒セル
☆72分以降の1アンカー布陣
FW タカ エジ
MF セル 達也
MF 阿部ちゃん ロビー
DF 平川 闘莉王 坪井 のぶひさ
GK 山岸
当然ロビーは攻撃の方に意識集中していたので上がり気味、阿部ちゃんが1アンカー。
1-2から82分、89分のゴールで3-2、逆転勝利。
フィンケ
『そして啓太の交代に関してですが、これは啓太がケガをしたことによって、私たちは交代をしました。そしてその際に、私たちは攻撃のポジションで選手を投入しようと考えていました。やはり1-2の状況もありますし。ですので私たちはポンテを啓太がプレーしていたポジションに戻して、そして新たに攻撃の選手を追加しようと、投入しようと考えたわけです。これは最終的には正しい決断だと私は考えています。エスクデロをサイドに置くことによって、高原とエジミウソンのツートップになるということ、これを私たちが考えてエスクデロを投入しました』
啓太が怪我をしなかったらどうしたか分からないけど、ここでうまくいったからか次の試合でもフィンケさんはこの交代を炸裂させます。
【バランス崩れた33節 京都戦】
☆最初の布陣
FW エジ
MF タカ ロビー 達也
MF 啓太 阿部ちゃん
DF 細貝 闘莉王 坪井 平川
GK 山岸
66分 啓太⇒直輝
☆66分以降の1アンカー布陣
FW エジ
MF タカ ロビー 達也
MF 啓太 直輝
DF 細貝 闘莉王 坪井 平川
GK 山岸
直輝は当然、攻撃>守備の選手だし、啓太が1アンカー。
0-0から71分に得点奪われ0-1、敗戦。
フィンケ
(鈴木啓太に代えて山田直輝を投入したが、山田直輝に期待した役割は?)
『まずなぜ、あのような投入になったかということですが、最初に言えるのは鈴木啓太がここ2、3週間にわたって常に軽いケガをしている状態だったこと。そしてフルな形でのすべての練習に参加することができていなかったということがあります。ですので、私たちは試合の途中で鈴木啓太を交代させて他の選手を投入することになる、ということはある程度予測していたことでした。山田直輝という選手は積極的に顔を出してボールをもらいにいく選手です。ですので私は、彼が中盤で積極的にボールをもらって、そこから攻撃の起点になることを期待していました。そうすれば再び得点チャンスをたくさん作りだせると思って投入したのです』
とはいっても細貝をボランチに回したり濱田を起用したりという選択肢もあった。
それでも1アンカー的布陣にするのは、やっぱりフィンケさんはこの布陣好きだなと。(最終的に目指してるのはやはりここ?)
せるため的に思うのは、まだまだウチのチームは未熟すぎるし発展途上、だから時と場合を見極めないとこの交代はリスクがありすぎると思います。
磐田戦は、相手の守備も緩かったしウチがおしてた、だからいい交代に思えたけど、京都戦はここで1アンカーはないだろという印象の交代。
負けている場面ではいくしかないからぜひやってほしいけど、同点時にこれやるのはまだ早いかなと。
今年のサッカー観ても、ウチは勝ってるときや同点のときはまあまあなサッカーしてるし、わざわざそれを崩す必要もない。
ただ、最終的に目指すのは1アンカーでバランス崩れずに90分やれる、ここなんだろうと思います。