『トイレ掃除をする』というのは、ガネーシャ(夢をかなえるゾウ)の課題の中にもありますが、『エジが守備をする。すると得点チャンスが多く巡ってくる』というのは、それと同じことなんじゃないかと思います。
一つのことに集中しすぎると意外に集中できないというのもありますし、他の人の気持ち(守備やってる人の気持ち)を分かるというのもとても大切なこと。
前回までの(1)(2)だけだと、"ポリバレント"な選手は"スーパー流動交代"にしか役立たないんじゃないかという感じですが、それは全然違って、"ポリバレント"な選手のなによりいいところは、他の人の気持ちが分かって他の人のことも出来る(お助けマン、気分転換も自由自在)ということだと、せるためはそう考えます。
ウチの選手でいえば、たとえば阿部ちゃんですが、阿部ちゃんはCBもSBも出来る選手。
この前の瓦斯戦では、原口が後半早々に退場して一人少ない状態になりました。
すると、守備の役割が明確になり、逆に守備に関してはよくなったというのが、この試合を観ていたほぼ全員の意見。
そして、阿部ちゃんがその中でも一番輝いて守備していたという方もおられましたが、それはやはりCBやSBの大変なところが分かり、その上でボランチとしての仕事が出来るからだと。
だから阿部ちゃんは、一人少ない状態になると(自分達が劣勢であればあるほど)爆発する可能性は高い。
瓦斯戦もそうだったし、『ああ、足つった』の城南戦の時もそうでしたが。
11人の時は、逆に『闘莉王と坪井がいるからな』と本気をあまり出してない感がある阿部ちゃんです。
じゃあボランチしかやらない"専門家"は駄目かというと、そういうわけでもなく、"専門家"がいると周りの選手達はやりやすいというのもあります、どんなプレーするか分かりやすいから。
全員が5:5よりも一人1:9の人がいると当然やりやすい。
この辺はバランス。
残念ながら直輝はまだ5:3とか4:4とか3:5。
だからボランチとしてはもったいない、とせるためはずっとそう思ってます。
ユースでは10:10くらい出来ていたんだろうけど。
次の(4)は、○:○の話しちです。
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☆09第7節vsジェフ千葉(エジのゴールで1-0で勝) 試合後 フィンケ監督
『エジミウソンはしっかりと前線からチームのために守備を行なっています。昨年の試合で彼がこのような形で守備を行なったことが何度あったでしょうか。実際にはなかったのではないかと私は思っています。そしてこのような形で守備からしっかりとした仕事をすればFWとしても得点チャンスが巡ってくるのです。』
他の試合でも同じようなコメントをいくつか、フィンケさんは残しています。
☆09第31節vs瓦斯 原口退場後の布陣
FW エジ
MF 達也 梅崎
MF 阿部ちゃん 啓太
DF 細貝 闘莉王 坪井 峻希
GK 山岸
(3)終