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一試合の間、最高に鮮度を保ち続ける。(熟成したチーム限定、だけど。) 

ヒディンク監督の交代法、これはお杉さん(杉山茂樹氏)の本からですが、同じポジションの選手を交代するというだけじゃなく、交代から複数の選手を動かす。
たとえば、これは単純な例ですが、右サイドMFの選手を交代し左サイドの選手を右サイドへ、新しく入ってきた選手を左サイドへという具合で。

そしてこれをやるには、"ポリバレント"な選手がピッチにいればいるほどしやすい。
だからヒディンク監督は複数のポジションをできる選手を重宝していると。


試合中、流れを変えたりするには必須の選手交代ですが、試合中にもマンネリ化をなくす、ということでやっぱり重要だなと思います。

最近だと、W杯欧州予選のロシアvsドイツを観ましたが、パブリチェンコが交代で途中から出てきたりするのを観ると、ロシアはEURO2008よりさらに進化してるなと感じます。

流れを変える要員がEURO2008からかなり進化して整っている、後は本大会に出るだけのロシアですが、14日と18日(予選プレーオフ)、ヒディンク監督の本気が観れそうで楽しみです。


もちろん、マンネリ化防止、新鮮さ維持だけじゃダメで、恒常性、熟成という部分も重要。
それがちゃんとあるからこそ、"スーパー流動交代"が出来るんだと思います。

そして"スーパー流動交代"は、鮮度保ちはもちろんのこと、相手を相当幻惑させる効果も。

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2002 韓国vsイタリア  韓国の選手交代【4-2-3-1 サッカーを戦術から理解する より】

フォーメーションは常に3-3-3-1だけど・・・


【最初の布陣】
FW アンジョンファン
MF ソルギヒョン  ユサンチョル  パクチソン
MF イヨンピョ  キムナミル  ソジョング
DF キムテヨン  ホンミョンボ  チェジンチョル
GK イウォンジュ


63分 キムテヨン⇒ファンソンフォン
68分 キムナミル⇒イチョンス

【交代後の布陣】
FW ファンソンフォン
MF ソルギヒョン  イチョンス  アンジョンファン
MF イヨンピョ  パクチソン  ソジョング
DF ユサンチョル  ホンミョンボ  チェジンチョル
GK イウォンジュ


82分 ホンミョンボ⇒チャドゥリ

【さらに交代後の布陣】
FW ファンソンフォン
MF ソルギヒョン  イチョンス  アンジョンファン
MF イヨンピョ  パクチソン  チャドゥリ
DF チェジンチョル  ユサンチョル  ソジョング
GK イウォンジュ


最初の布陣と最後の布陣、GK含め変わってないのは3人だけ。

88分に同点ゴール。
延長後半11分、アンジョンファンのあの決勝ゴール。


この辺までとか言って続き書いちゃった(2)終

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