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【2010J1第3節】
モンテディオ山形 1-1(前半0-1) 浦和レッズ @NDソフトスタジアム山形得点
30分 浦和(エジ)
58分 山形(宮沢)
FW エジ 達也
MF ロビー 柏木
MF 阿部ちゃん 啓太
DF 宇賀神 坪井 のぶひさ 細貝
GK 山岸
HT 達也→セル
79分 啓太→タカ
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■一歩一歩、その先へイビツァ・オシム『矛盾した表現になるが、コントロールされたリスクのおかし方とでもいおうか。99%危険な状況になっても、残り1%のありかに気づくことで危機を回避できるのがサッカーだ。これ以上は危ないと知らせるランプが頭にあれば、そこまではリスクをおかすこともできる。』
今年の目標を達成するには、当然、高性能なランプが選手一人一人に求められる。開幕戦から、昨年とくらべて攻守においての「意識の変化」がより顕著に見られ、「ボールオリエンテッドなサッカーやってるな」っていうのがよりはっきりと、ピッチ上を観ていると伝わってくるようになった。しかし、開幕戦の記事でも触れたが、守備は逆サイドの手薄な場所へ簡単に出されたり、またその後の対応は相変わらず。前半の終了間際に、2つ立て続けに甘い守備からピンチを招いた場面が顕著だった。やった本人は分かっていると思うが(そうであってほしい)、まずは一人一人個人のところをしっかりやってほしい。人数かけて、数的優位な状況つくっているのに、そこで負けてちゃボールオリエンテッドも意味がない。
山形は、怪我の長谷川に替わり、攻撃の起点の古橋を最前線にずらしてきた。バイタルエリア近くではより脅威となったが、しかしその分、さらにウチが中盤のイニシアチブを握りやすくなる。ウチの狙い通り、長い時間イニシアチブを掴んでいることができたが、しかし残念ながら得点は1点だけ。結果的に「まわしてても、シュートへなかなかいけない」がより目立っただけという形に終わった。長い時間イニシアチブを掴むことがウチのサッカーの狙いだけど、今年初めてじゃないか、相手よりイニアチブ掴めてたって言えるのは。そういう意味では、「なかなかシュートへ繋げることができない」という課題がよりはっきりしたのは収穫か。
選手達の「意識」は目に見える程変わってきた。あとは経験を積んで、さらなるレベルへ!行かないと、ACLもその先もない。
■主導権を掴め!簡単に渡すな!山形のホーム開幕戦。山形サポの熱いサポートもあり、"つや姫"と胸に刻まれた選手達は、気持ちが強く入っていた。アウェイゴール裏にも、ひしひしと伝わってくるくらいの闘志。しかし今年は、そういう相手を越えた先にあるものを目指しているわけで、ここでは勝ちきりたかったところだが・・・。
スタメンは予想通り。冒険はなし。達也が前線にいることで、裏を狙う動きが増えるので、この試合でも攻撃時の狙いはよかった。阿部ちゃんや柏木の縦パス意識も相変わらず高い。いい具合に先制点もとれた。しかし、達也→セルの交代で、"またもや"流れが変わった。
達也は裏も積極的に狙うが、セルは達也とくらべると、ドリブルにより多く比重をおく選手。4-4-2→4-2-3-1、フィンケ爺は『レッズの場合は、四人の攻撃陣が設定されている・・ただそれだけのことだ・・もちろん状況によって、そんな基本ポジションや役割も変化することもある・・そして守備に入ったら、最前線の一人を除いて全員がディフェンスに入る・・ただそれだけのことなんだよ・・』(
湯浅氏ブログより)ということだが、セルのタイプと達也のタイプの違いを考えると、裏への飛び出しが減りサッカーも少し変わってしまうことは明白。ここ3試合観ても、4-2-3-1のときは、ポジショニングが下がり、流れの悪い時間が長い。後半早々から山形ペースとなり、そしてその流れでセットプレーをあたえてしまい、失点を防ぐことはできなかった。(悪い流れの上、さらにセットプレーはきつい。セットプレーはいつでも"得点率確変状態"なので。)
(余談だが、前節の清水-山形戦は、同じように山形が後半長い時間イニシアチブを掴んで攻めていたが、しかし得点できず、清水は耐え、終了間際に2点くわえて3-0という結果に終わったゲームだった。この試合と違うのはそこ。)
選手の試合後コメントにも『悪い流れをきらないと』という言葉は何人かあったが、しかし相手を勢いづかせることを助けてしまったのは、ウチのベンチの采配というのが、なんともいいがたい残念な部分。
啓太→タカの交代で再び2トップに。そうすることで、セルもいい形で攻撃に絡め、より持ち味も出てきたし、柏木もボランチへ移動したことにより、この試合のそれまでとはうって変わっていい形で絡めるようになり(柏木は高い位置でプレーするということを意識しすぎな気がするので、もっと阿部ちゃんなりボランチと出入りを頻繁にしてもいいかもと。マンネリ化をなくすという意味でも。"引く"ことも大事。)、全体的に流れが戻った。
■選手や監督、そしてサポも、まだまだということ試合後に、結果以上に残念な事があった。反対側からも見えるゴミの山、鹿島スタジアムに続く座席破壊、そして・・・。
こういうことをする人達をサポーターとは思いたくないが、しかしアウェイ遠征までしてレッズの試合を観に来た人であることは事実。
座席破壊は鹿島に続き連続だし、犯人が特定できていないのでここでは書かないけどさらに酷い事も起きたみたいだし、MDPにもっとでかく載せたり、クラブもより強く何かしら行動してほしい。
サポーターがこういうことをなくしていったら、ピッチにも伝わり、最後の阿部ちゃんのバーに嫌われたヘディングシュートが、ゴールに吸い込まれるようになるだろうに。
今回の記事の締めは、読売新聞のスポーツ欄にポツンと載っていた、彼の言葉が一番かなと。
山田のぶひさ『みんなが責任感を持ってやらないと』。
【Photo】
『山形駅前』

『天童駅前』



『うーん・・・残念ながら、未確認飛行物体は確認できず。
未確認飛行物体写真(J'sGOAL)』

『今年も健在!奇怪サポーター。FとYの間あたりに写っております。もう一人は見つけることができませんでした。写真はクリックすると拡大します。』


『素晴らしいビジュサポでしたが、未だに右側の白いものが何なのか、分かりません。』
【番外編 青春18きっぷの旅】
Tweet数、3日で117か。思ったより少なかったけど。
→宇都宮(快速ラビット)
宇都宮→黒磯→郡山→福島(東北本線)
福島→仙台(快速シティラビット5号)
るーぷる仙台にて仙台巡り 瑞鳳殿→伊達政宗像
仙台→山形(仙山線)
山形にて一泊
山形→天童(奥羽本線)
将棋の駒頂いてから、シャトルバスでNDスタへ
シャトルバスで山形駅へ
強風の為、20分以上遅れて電車到着
山形→米沢(奥羽本線) 強風の為、途中で電車止まる&徐行運転
1時間近く遅れて米沢駅到着
たくさんの赤い人達と、1時間近く米沢駅で待機
今日中に帰れないことが決定したので、福島でもう一泊することを決める
選手の乗った新幹線が米沢駅を通過
米沢→福島(奥羽本線)
福島にて一泊
福島→郡山→黒磯→宇都宮(東北本線)
宇都宮→(湘南新宿ライン)
今回は、とにかくいろいろあったなぁ。ふぅ・・(・_・*)
