EURO2008でスペインのアラゴネス監督は絶好調のラウルを代表に選びませんでした。前からも呼んでいませんでしたが、ラウルはその間に以前の素晴らしいラウルに復活しました。国民の意見はもちろん『これだけ素晴らしいプレーを魅せているんだからラウルを呼べ!』でしたが、それでも自分の意志を貫いて絶好調だったラウルを呼びませんでした。もし結果が出なかったら国民から猛烈な批判を浴びる運命だったと思います。しかし結果、スペインは素晴らしいサッカーでEURO2008を制しました。
今日の試合俊輔がいなくなった後、まるで別の素晴らしいチームになりました。"意識しすぎちゃう選手がいない"、ということで一人一人自らのやらなくちゃいけないことが明確になる、そしてやりたいことがやりやすくなった、それでよくなったんじゃないかと思います。そしてそれは、ラウルがいないスペイン代表と同じ。
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日本代表4-3(前半0-1)ガーナ代表 @ユトレヒト
FW 前田 岡崎
MF けんご 俊輔
MF 長谷部 ガチャ
DF 長友 闘莉王 中澤 駒野
GK 都築
63分 長谷部⇒稲本
69分 俊輔⇒本田圭
69分 前田⇒玉田
84分 岡崎⇒興梠
89分 けんご⇒阿部ちゃん
得点
30分 ギャン(ガーナ)'PK
47分 ギャン(ガーナ)
53分 けんご
65分 アモア(ガーナ)
77分 玉田
80分 岡崎
82分 稲本
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☆忘れちゃいけないのはガーナは3日前にW杯アフリカ予選を戦ってそこからオランダ入りしている、つまり日本よりコンディションが悪いということですが、しかしまあそれを差し引いてもこの結果は予想外に嬉しい結果です*^_^*
☆オランダ戦とは違い、この試合は2TOPにしました。それによって前への選択肢が増えたりと、攻撃の仕方、形は多少かわりましたが、"迫力"という点でいうと、前の試合とまったくもってかわらず。やはり今のFWじゃ世界に通用しがたい。
☆日本の持ち時間60分を過ぎた時点で1-2とビハインド、これは今日もやばいなと思っていましたが案の定1-3に・・。世界に通じると思われるCBも簡単に振り切られ崩壊。これは残念でした。そして都築がかわいそうでした。
☆すべてが変わったのはこの交代。69分 俊輔⇒本田圭。玉田が入って前線が活性化というのもありましたが、なんといっても大きかったのはこの交代。この交代により一人一人、やりたいことがやりやすくなりました。
少し前に稲本が投入されていてDMFの役割をしっかりやってくれるフレッシュな選手がピッチにいるというのも大きかったです。
☆そしてそこから、持ち時間の60分を過ぎてるのに足が止まらず、いやむしろもっと足が動き出した感じでパスはダイレクトだしシュート意識高くなったしで、なんと3点とって逆転!
俊輔がいない環境の中で、稲本の存在で攻撃的MFの選手達は守備への意識&負担が軽くなったし、機をみて稲本も攻撃に絡むしで、MFは活性化。真ん中が活性化することでFWもそしてSBも活きてくる。闘の上がりも絶好調でした。(闘に関してはその前に中澤と二人でCBの役割をしっかりはたしてほしいところですけどね。)
☆結果、4-3で勝利!ガーナが疲れているというのを差し引いて考えても69分以降のサッカーは素晴らしかった。来年への希望の光が出てきました。このサッカーをできればですが、本大会でも決勝トーナメントへ進める可能性があると思います。本大会でベスト16入りしてくれれば大満足ですのでその光が見えてきてとても嬉しいです^^
ただ、それができたのは俊輔をはずしてからという事実。これをこの後もできるか、またいろいろあるところですが。
あと、世界で通用しがたいFWが2点とりました。世界で通用しがたいといっても"Jリーグの日本人の中じゃトップクラス"の選手ですが、しかしさらにその上をいくと思われるFWが日本にはいます。森本、代表で早くみたいです。
今後、
○本田圭、そして森本がどれだけチームに浸透できるのか
○一人で対応すると振り切られるので、もう少しCB二人の連携をなんとか(SBも含めそこら辺の対応)
○世界レベルの相手とやるときは60分過ぎに中盤の選手の交代は不可欠、と今回の遠征で感じたが、今後の交代法はどうするか。今回の長谷部⇒稲本というDMFの役割もまかせている選手の交代は面白い
○そして、 俊輔いない この中盤をもう一度
この辺に注目したいです。
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